法人向けサービス 実績
起業/事業承継サポート
士業として医療法人の事業承継をスムーズに行う
LTR担当士業 | 弁護士(竹中 一真)、税理士(加藤 博明) |
業種 | 医療、福祉 |
エリア | 関東エリア |
従業者規模 | 50〜100人 |
依頼内容
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改善内容
対応
医師の高齢化をきっかけとした事業承継
「先生(医師)が高齢なので、そろそろリタイアを考えているようなんですよ」。知人の医療コンサルタントからそんな話を聞いたのは、今から数年前のこと。その医師が代表をされている医療法人は、過去には多くの患者さんを抱えていましたが、医師の高齢化にともない徐々に患者数も減っている状況でした。さらに数週間後、医療コンサルタントから「ようやく引継ぎ先(医師)が決まりました。諸々の手続きを進めたいので、お願いできませんか?」との連絡が! さっそく私(弁護士)と加藤先生(税理士)とで、話し合いの場へ向かいました。
まずは私と加藤税理士とで、現状の分析を行います。やはり、直近数年は売上も減少傾向で利益も少なく、赤字を計上する年度も見受けられました。私たちは、医療法人を承継する予定となる医師に分析結果を伝え、改善点などを協議したところ、『今はあまり状況がよくありませんが、地域との連携や診察の仕方等を改善して質の高い医療サービスを行っていけば、充分に経営が成り立つと思います!』と、とても力強い回答をいただけました。
質の高い医療サービスを行うために…!
これから働く医師たちと一緒に現場を視察すると、無用な雑用におわれていたり、周りの従業員を気にして“付き合い残業”をするような状況でした。このような「労働環境」を改善すべく、従業員との契約状況の見直しや、医療事務の改善等の話し合いを進めていきました。その後、改めて医療法人の財務状況や取引先をチェックしていきました。契約書については、承継される側・承継する側の双方から作成依頼があったので、中立のものとなる旨の承諾をいただき、弁護士と税理士の立場から細かく条項をチェックしていきます。そして何度もやりとりを重ねながら、双方が納得する条件となるように契約書を作成しました。
ここで意識したのは、公正であることとスピード感です。その先にいるお客さまに、より安心して質の高い医療サービスを受けてもらえるよう、私たち士業も最大限の力を注いで取り組みました。
対応後の変化
地域との医療連携など次のステージへ
それから数ヶ月後、無事に新たな体制でスタートした病院は、順調に地域との連携も図られ、患者数も増えて順調に売上も上がっていきました。地域での医療法人との連携や、その他の取組みも評判となり、大学からは「研修医が研修の場として選んでもらえるような医療法人」へとなっていきました。
担当士業のコメント
関係者の“熱い想い”は、事業承継で大事なポイントに!
今回の引き継ぎ先となった医師の方、関係者の皆さんは、医療という仕事へ高い志と情熱をもっており、それがとても印象深い案件でした。どの仕事においても、本物(=プロ)であることは、周囲に大きな影響をもたらします。今回は医療ということで、それが、患者さんにもしっかりと伝わっていることを感じました。同時に私たち士業も、そんな皆さんの“熱い想い”に突き動かされる部分があったと思います。その結果が、スムーズでスピーディーな事業承継へと結びついたのでしょう。
【担当者】弁護士/竹中 一真、税理士/加藤 博明
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