2019年05月26日
【経営者の皆さま向けお役立ち情報】地域社会と密着したM&A
LTRでは、本ブログを通して経営者の皆さまのお役に立てる情報を定期的に発信していきます。
今回は「地域社会と密着したM&A」をテーマにした事例の紹介をします。
<K社の概要>
40年前に地方で起業された会社で、二代目が確実な経営を推進することで事業を堅実に拡大していました。しかし、二代目の急死に伴って夫人が三代目社長に就任。その後、長男に事業承継を考えていましたが、事故で長男が突然、他界してしまいました。
<ポイント>
二代目社長である母親は長男の急死に惑わされることなく、10年間、会社の経営を続行。しかし、高齢に近づいたため、社員や取り引き先など会社を取り巻く環境のことを熟考したうえ、事業承継としてM&Aによる会社売却に乗り出しました。
その後、M&A先から新しい社長が就任。その際、前社長はまったく退任するというわけではなく会長とどまることで、社員や取り引き先に大きな影響を与えずに事業を継続していきました。その策が高じて会社はさらに拡大し、毎年、安定した業績を残しています。