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サービス実績
2024年06月18日 [サービス実績]

活発な会議を実現する「ヒアリング」とは?

LTRでは、士業間の連携を活かしたサービスや、各士業ならではの取り組み事例を実績ページに掲載しています。

内容は、「お客様からどんな依頼があったのか?」にはじまり、対応した内容・対応後の変化・担当士業のコメントなど。同時に、こちらの<教えてLTR>(コラム)でも、本記事を紹介しています。今回は、組織改善(社員教育)サポートに関する実績です。ぜひご一読ください。


基本情報
【LTR担当士業】中小企業診断士(西端望)
【業種】製造業
【エリア】関東エリア 
【従業者規模】20〜30人
【依頼内容】
・従業員へのリクエスト/会議で積極的に発言できるようになってほしい



T社はここ数年、業績は右肩上がり。社内も、比較的活気にあふれていますが、社長であるAさんは、従業員に対してある“思い”がありました。それは、「もっと会議で活発に発言してほしい」ということ。

特にリーダークラスのメンバーに期待を寄せていましたが、最近では決まったメンバーが発言する形が定着するように……!

T社では、隔週で営業部と技術部のリーダーが中心となる開発会議を行なっています。Aさんは、そこで従業員がもっと積極的に意見を述べ、活発にディスカッションしてほしいと思っていました。


Aさんから相談を受けた私(中小企業診断士/西端)は、さっそく各リーダーと週に1回、個別面談を実施することを決めます。面談といっても決して堅苦しい場ではなく、「ざっくばらんに日々の業務で感じていること、思っていることを話してほしい!」と伝えました。

『会議で発言してもらう』を実現するには、まずは一人ひとりの考えを『じっくり聞くこと』だと感じたからです。それには、オープンな場ではなく、“個別な場”であることが大事だと考えました。

最初は何となく身構えていたリーダーの皆さんも、回を重ねるごとに少しずつ話し始めてくれるようになります。たとえば開発部のリーダーであるNさんは、「売上を伸ばすためには、新しい何かをするべきだと思っている。そのアイデアはいくつかあるものの、自分の頭の中がなかなか整理できず、社長に伝えられないでいた。でも、そんな自分にモヤモヤしていた」と話してくれました。


個別面談を重ねるうちに、あるリーダーからこんな言葉が! 「最近、頭の中がすごく整理されている気がします。西端さんと面談する中で、徐々に自分の考えがまとまっていき、『次の会議でこんな風に話してみよう』というシミュレーションもできるので、有難いです」。

傾聴力の大切さ……。私自身、人に話しを聞いてもらうことで、自分の頭の中が整理された経験をもっていたため、今回は徹底的にヒアリングの時間を設けることを試みました。嬉しいことに、ほかのメンバーにも、徐々に変化が見られているようです。

リーダーの皆さんとの個別面談により、各々が自分の考えをまとめることができ、その上で自信をもって会議の場で発言できるようになりました。私も改めて傾聴力、ヒアリングの重要性を再認識したように思います。

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