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LTR通信
2022年09月30日 [LTR通信]

「LTRのさかなの目〜ヨコハマの潮流を読む」(LTR通信News連動コラム)「ハラスメント研修」の講師を経て

LTR通信2022秋冬号より、紙面「LTR通信News」との連動記事(コラム)として、こちらの「LTRのさかなの目〜ヨコハマの潮流を読む〜」がスタートしました。毎回担当の先生方に、日頃感じていることや最近のトピック、横浜(地域)の情報などをお話しいただくリレー形式のコラムです。 
▶第一回のコラムはこちらから
第二回は、弁護士の竹中氏によるコラムです。ぜひご覧ください。




この1月にLTRにて顧問をさせていただいている団体の会員さま向けに、ハラスメント研修が開催され、私と当事務所弁護士が講師を務めました。

昨今、誰でも気軽に情報発信できる世の中になり、権利意識の高まりとともに、パワハラだのセクハラだの何ハラだのとうるさく騒がれるようになりました。経営者や経営幹部の方々も高い関心を持っており、実際にハラスメント問題で頭を悩まされている会社さまも少なくありません。

ただ、ハラスメントというのは主観的な要素も大きくて、当人がハラスメントだと感じたらハラスメントとなり得るという性質のものです。



たとえば、大好きな俳優に「ステキですね」と褒められたら「嬉しい!」となるところ、嫌いな異性からそんなことを言われたら「気持ち悪い!」となってしまいます。

同じことを言われても違う結果になるというのは、非常に、誠に、不合理だと思うのですが、仕方ありません…。当人の捉え方というもの、感じ方というものが大きな問題になるわけです。



そこで、研修を通じて、具体的にどういう言動がハラスメントにあたるので気をつけましょう! と注意喚起をすることも大切なのですが、それと並行して、皆が寛大な気持ちで、いろいろ意見交換ができる環境、時には冗談もプライベートなことも含めて、さまざまなことを言い合い、笑い合い、相談できるような環境をつくることが重要です。

環境を整えることは経営者の大きな仕事ですので、まず経営者の意識を変えることから着手しなければなりません。

おかげさまでセミナーは好評で、引き続き講師を担当することになりました。私たちの活動を通じて、よりよい職場環境を実現する一助となることができたら幸いに思います。(弁護士 竹中一真)

▶第三回のコラムはこちらから
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