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LTR通信
2023年11月17日 [LTR通信]

【LTR- Voice】税理士の日常とは? 〜まずは“聞く”ことからはじまります〜

※こちらの記事は「LTR通信2023秋冬号」に掲載中です。

今回のコラムテーマは、<税理士の日常について>です。ぜひご覧ください。



職業を聞かれ「税理士です」と答えると、「1日中、数字を集計して、計算して、大変でしょう?」といわれることが多々あります。しかし、実は領収書や通帳、請求書等から集計したり、帳簿を作成したりする(いわゆる記帳業務)時間は少なく(現在、その業務の大半はAI等が行ってくれます)、クライアントにお会いしている時間の大半を、その会社の業務内容(特に資金の流れ等)を伺う時間、いわゆる“聞く”ことに費やしています。

その会社が顧客から依頼を受け、業務を行い、経費をいつの段階で支払い、業務が完了後、売上として請求し、それがいつ入金されるのかといった一連の流れを常に確認させていただきます。 

この流れを頭に入れて、社長から“好況だよ”と聞けば、流れの中でどの部分が要因で利益となっているのか(経費を上手く削減できているのか、商品が他より優れているのか等)と考えますし、“最近あまり業績が良くない”といわれれば、どこに原因があるのか(経済環境が悪いのか、競合他社との関係か、無駄な経費なのか)と探り、解決策を検討します。

最終的に決算を迎え、日々伺っている状況と決算で計算された業績が合っているのか、聞いていた話と違うのであれば、それはどこなのかなど、決算書の数字が意味するところを検証し、最終決算報告となります。

ここでも注意しなければならないのが、決算はあくまでも人為的に区切った決算期末の一時点での結果でしかなく、会社や事業は決算期に関係なく、常に動いているということです。なので、経営者である社長とは決算(過去の一時点)の業績を踏まえたうえで、これから先の会社経営をいかにしてゆくか(現在〜未来)などの話をさせていただいています。 

個人の相続税の申告などでも、“聞く”ことからはじまります。その場合には、亡くなった方の一生が会社でいうところの事業年度に置き換わり、その方が生前どのような環境で育ち、仕事をされてきたのかをはじめ、家族構成や趣味などを詳しく伺いながら、その結果として亡くなられた時点での財産・債務を判断します。

時として、“○○のような財産はありませんか?”と聞くと、“黙ってたんですが…なんでわかるんですか?” といわれることもあります。事前に伺っていた内容と示された財産内容に違和感があったことから質問したのですが、思いがけず判明しました。これもやはり“聞く”ことから生まれた事例です。

時には、“この間行ったお店の○○がおいしかったよ”とか、“あそこのゴルフ場は良かったよ”など大変貴重な情報をクライアントの社長さんから教えていただけるのも、税理士(私)の仕事の大きな醍醐味のひとつです。(税理士 加藤 博明)


7時00分:起床、朝食の合間に大谷翔平の試合結果を確認
9時45分:事務所に出社、ヨーグルトドリンク、黒酢ドリンク、トクホのお茶を購入(毎日)、
業務連絡、メールチェック、打ち合わせ
11時00分:月1のクライアント理事会に出席
12時30分:某団体の定例会に出席、昼食
15時00分:クライアントとの打ち合わせ
16時00分:事務所帰社、相続税の申告書チェック
18時30分:LTRメンバーとの打ち合わせ
20時00分:LTRメンバーと会食
23時00分:帰宅
25時00分:就寝

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