LTR通信
2023年02月07日 [LTR通信]
【LTR- Voice】経営コンサルタントが伝えたい 〜人材の大切さ、貴重な人材に長く働き続けてもらうためには?〜
※こちらの記事は「LTR通信2023新春号」に掲載中です。
私ども千代田経営会計事務所は、昭和20年の事務所創設以来、約80年に渡わたり地域の中小企業の方々の経営をご支援してきました。代表も私で三代目となり、次の世代へと繋つなぐ準備も着々と行っています。
会計事務所の商品はまさに人であり、経営者の心のサポート力がその対価となる仕事です。私にとって長年にわたりわが社で働いてくれている職員こそが最大の宝であり、かけがえのない存在であることに間違いありません。真摯な気持ちで仕事に取り組む姿勢に、毎日感謝の気持ちでいっぱいです。
では、このような人の活躍が仕事となる組織が、80年も続くのはなぜでしょうか。わが社の経営計画書に掲げている「経営理念」を見てみしょう。私どもの経営理念の定義は、「わが社の社会に対する根本的な考えであり、全社員で共有するもの」です。
一、社員の幸せな人生を追求する。
一、お客様に寄り添い、感謝される。
一、社会をつなぎ貢献する。
以上の三つの事柄、実はこの順番がとても大切なのです。
一、千代田経営会計事務所の代表である所長は、働く職員の幸せを追求することを使命としています。働く環境を整えることや仕事の教育制度を取り入れることなど、とにかく仕事を通して職員が幸せになることを追い求めるのです。
二、ここで働くことで幸せになった職員が、お客様さまを幸せにすることを行います。不幸せな職員がお客様さまのところに行っても、良い仕事はできません。仕事を通して幸せとなる職員がお客様さまに寄り添うことで、お客様さまも喜び感謝されるのです。
三、日本の会社の99.7%は中小企業です。私どもがその中小企業を支援し、元気にすることで、日本経済も活性化します。私どものお客様さまが元気になることで、この社会も良くなります。そう願って一つ一つの仕事を心を込めて行っています。
千代田経営会計事務所で人を大切にする取り組み
「人は、給料が安いから辞めるのではなく、休みが少ないから辞めるのでもなく、ここにいても将来が見えないから辞めるのです」という先輩経営者の言葉がずっと心に残っています。
わが社も昔は職員の離職が多くて悩んでいました。10年後の自分のイメージが描けないからです。将来もここに自分の居場所はあるのだろうか、何をどれくらい頑張れば社長に認めてもらえるのだろうか、世代交代があったら自分はどうなるのだろうか……。未来への不安は尽きません。そこで私が代表になってから、先ほど触れた「経営計画書」を作成し、職員全員を対象に「経営計画発表会」を毎年開催するようにしました。
経営計画書には、「事業の未来像」として、次世代を見越した商品・サービスの展開方法などを、「社員の未来像」として将来の八つのコースなどを記載し、就業規則には書いていないことも盛り込んでいます
たとえば、「第二の人生」という項目には「70歳を過ぎたらパート・嘱託で80歳まで勤務可能、月給は15万〜20万で賞与はなし。月に10〜15日ぐらい働いてもらいます」というように具体的な未来像を書いています。「人は必要とされるから生きるのが楽しくなる」という言葉を胸に抱き、社員の未来像をイメージしているのです。
たった一冊の経営計画書。これですべてが変わりました。何よりも私自身が先を見ることができ、職員が安心して仕事ができることを考えるようになりました。これからも毎年この経営計画書を書き続け、大切な職員とともに中小企業のお客様さまが元気になるよう支援し続けてゆきます。(税理士 宮本 泰三)
私ども千代田経営会計事務所は、昭和20年の事務所創設以来、約80年に渡わたり地域の中小企業の方々の経営をご支援してきました。代表も私で三代目となり、次の世代へと繋つなぐ準備も着々と行っています。
人材こそが最大の宝
会計事務所の商品はまさに人であり、経営者の心のサポート力がその対価となる仕事です。私にとって長年にわたりわが社で働いてくれている職員こそが最大の宝であり、かけがえのない存在であることに間違いありません。真摯な気持ちで仕事に取り組む姿勢に、毎日感謝の気持ちでいっぱいです。
では、このような人の活躍が仕事となる組織が、80年も続くのはなぜでしょうか。わが社の経営計画書に掲げている「経営理念」を見てみしょう。私どもの経営理念の定義は、「わが社の社会に対する根本的な考えであり、全社員で共有するもの」です。
一、社員の幸せな人生を追求する。
一、お客様に寄り添い、感謝される。
一、社会をつなぎ貢献する。
以上の三つの事柄、実はこの順番がとても大切なのです。
一、千代田経営会計事務所の代表である所長は、働く職員の幸せを追求することを使命としています。働く環境を整えることや仕事の教育制度を取り入れることなど、とにかく仕事を通して職員が幸せになることを追い求めるのです。
二、ここで働くことで幸せになった職員が、お客様さまを幸せにすることを行います。不幸せな職員がお客様さまのところに行っても、良い仕事はできません。仕事を通して幸せとなる職員がお客様さまに寄り添うことで、お客様さまも喜び感謝されるのです。
三、日本の会社の99.7%は中小企業です。私どもがその中小企業を支援し、元気にすることで、日本経済も活性化します。私どものお客様さまが元気になることで、この社会も良くなります。そう願って一つ一つの仕事を心を込めて行っています。
千代田経営会計事務所で人を大切にする取り組み
「経営計画書」の作成とは?
「人は、給料が安いから辞めるのではなく、休みが少ないから辞めるのでもなく、ここにいても将来が見えないから辞めるのです」という先輩経営者の言葉がずっと心に残っています。
わが社も昔は職員の離職が多くて悩んでいました。10年後の自分のイメージが描けないからです。将来もここに自分の居場所はあるのだろうか、何をどれくらい頑張れば社長に認めてもらえるのだろうか、世代交代があったら自分はどうなるのだろうか……。未来への不安は尽きません。そこで私が代表になってから、先ほど触れた「経営計画書」を作成し、職員全員を対象に「経営計画発表会」を毎年開催するようにしました。
経営計画書には、「事業の未来像」として、次世代を見越した商品・サービスの展開方法などを、「社員の未来像」として将来の八つのコースなどを記載し、就業規則には書いていないことも盛り込んでいます
たとえば、「第二の人生」という項目には「70歳を過ぎたらパート・嘱託で80歳まで勤務可能、月給は15万〜20万で賞与はなし。月に10〜15日ぐらい働いてもらいます」というように具体的な未来像を書いています。「人は必要とされるから生きるのが楽しくなる」という言葉を胸に抱き、社員の未来像をイメージしているのです。
たった一冊の経営計画書。これですべてが変わりました。何よりも私自身が先を見ることができ、職員が安心して仕事ができることを考えるようになりました。これからも毎年この経営計画書を書き続け、大切な職員とともに中小企業のお客様さまが元気になるよう支援し続けてゆきます。(税理士 宮本 泰三)